信頼と意思疎通

 スポーツでもバラエティトークでもそれぞれが好き勝手動いたり、それぞれが好き勝手言っている様に見えるのは仕方のない事でしょう。そう見せるのがプロの仕事であり、何気なく特別で変わった事ではないように見せるのがプロです。

 しかし、彼らには組織という意味で纏まりがあり適材適所で各々の立ち居振る舞いが存在しています。組織という事はグループであり、乗せて行く仕事の流れ、進んでいく方向があるのです。バラエティトークでも話しのテーマが大まかに決まっており、それに沿って各々がそれぞれの立ち位置から語り、語りというパスが各々に回されていきます。司会者が上手く拾い上げ、オチをキチンと付け収束するのです。そうやって大まかに定めた方向へ流れを作り、乗っていくのです。

 スポーツなどではチームの勝利を目指し、各々が勝利のために必要な事を最も出来る守備位置にてゲームの流れを作り、乗せて行こうとします。

 しかし、ボールを強く蹴ったり投げたりはお互いの信頼関係がないと出来ないしそうでなくては対戦相手に勝てません。バラエティトークだと視聴率などがありますし、その為にも信頼関係や意思疎通がなくては楽しい番組を追求することができません。

 しかし、そんなシビアな状況でない場所やタイミング、信頼関係や意思疎通や連携のない中での弄りやボールを強く蹴る投げるはイジメでしかありません。お互いの勝手や連携を把握しておらずどう返せば良いかなどわかりようがありません。

 現状、何処かの居酒屋で格闘技をTVで見た人がその選手になりきったつもりになってしまいその人が格闘技を知っているかどうかわかりもしないで技に出てしまう人がいると聞きます。弄りをあっさり面白いと勘違いし、バラエティの司会と勘違いしてしまう人がいるとも聞きます。その番組を知っているかどうかを相手が知っているかどうかどれくらいお互いの勝手を把握しているのかその辺すっ飛ばしてしまう様ではイジメです。お互いに勝手を知っているかどうか信頼関係があり連携を把握できているかどうかがイジメなのか違うのかの分け目です。